ﾒｰﾙ送信ｱﾌﾟﾘ | くろくわ工房

2024/12/21
何人かの相手に違った内容の通知を出す場合、
通知文を Exel など表計算ｿﾌﾄで作成しておき、
一括して送信できるｿﾌﾄがあれば便利かと思います。

多分ﾈｯﾄを検索すればそのようなｿﾌﾄも多数検索
出来るかと思いますが、素朴ながら私も作ってみました。
見ていただくだけでも嬉しいですが、使っていただくと
なお嬉しいです。

ﾒｰﾙ送信につきましては mam 様の
GMail の SMTP ｻｰﾊﾞ経由でﾒｰﾙ送信する
記事を参照させていただきました。(感謝)
https://mam-mam.net/delphi/gmail.html#google_vignette

GMail のSMTPｻｰﾊﾞは smtp.gmail.comですが
GMail の SSL 通信を使用するには GMail の設定が必要のようですが
設定がうまくいかなかったので、
GMail のSMTP経由の送信は諦めて
GMail 以外のｻｰﾊﾞでの送信に切り替えました。

SSLは Secure Sockets Layerの略で、ﾕｰｻﾞのWebﾌﾞﾗｳｻﾞと
ｻｰﾊﾞ間のﾃﾞｰﾀ通信を暗号化する通信技術です。
ﾌﾞﾗｳｻﾞが「PC」で、ｻｰﾊﾞが「Webｻｲﾄ」だと考えてください。
SSL通信はｲﾝﾀｰﾈｯﾄ上で個人情報を安全に通信するための
ｾｷｭﾘﾃｨ対策として利用されています。

SSLの次世代規格として
TLS(Transport Layer Sequrity) というのもあるようです。

SSL通信はSMTPｻｰﾊﾞがSSLに対応している場合に利用出来ます｡
それ以外の場合はSSL通信は出来ませんので留意ください。
SSL通信可否の確認はﾒｰﾙｱﾄﾞﾚｽの発行元に照会してください。

通信はﾎﾟｰﾄを介して行いますが、
通常、SSL通信を行う場合ﾎﾟｰﾄ番号 465 を使用し
以外の通信はﾎﾟｰﾄ番号 25 を使用するのが一般的のようです。

ﾒｰﾙ送信試験は SSL なしの設定で行いました。
一応SSLでの通信も出来ると思いますが、
SSL通信できるｻｰﾊﾞを思いつかなかったので、
SSL送信は試験していません。
SSLなしの通信が無難です。

ｱﾌﾟﾘは Windows 上で動作します。
Mac や Linux では動作しませんのでご留意ください。

ｱﾌﾟﾘの作成は Delphi で行いました。
ﾃﾞﾙﾌｧｲ呼んでいますがﾃﾞﾙﾌｨ読む方もおられます。

使用方法

1 ﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞ
ｱﾌﾟﾘは次からﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞできます。

ｼｮｰﾄｺｰﾄﾞ

ﾒｰﾙ送信ｱﾌﾟﾘ (3 ダウンロード )

ﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞの際画面右上のﾀﾞｳﾝﾛｰﾄﾞﾏｰｸをｸﾘｯｸすると
ﾌｧｲﾙが未確認と表示され、ﾏﾙｳｴｱの危険が表示されたら、
その下のﾏﾙｳｴｱ検査ﾎﾞﾀﾝをｸﾘｯｸし、ﾏﾙｳｴｱ検査通過後に
ﾌｧｲﾙ名がSMail.zipとなると思います。

2 ﾌｧｲﾙの設置
SMail.zipを解凍します。

SMail ﾌｫﾙﾀﾞの中に
SMail.exe(ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ本体)
SNDCSV ﾌｫﾙﾀﾞ
SQDB.DB(ﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽﾌｧｲﾙ)
ﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽｿﾌﾄは SQLite という無料のﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽｿﾌﾄです。
SQLite によると世界で最も多く使用されている
ﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽｴﾝｼﾞﾝだそうです。
libeay32.dll
ﾒｰﾙ送信を行うためのﾌｧｲﾙ
ssleay32.dll
SSL通信を行うためのﾌｧｲﾙ

ﾌｫﾙﾀﾞは適当な場所に移してください。

3 ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑの説明
SMail.exe ﾌｧｲﾙをﾀﾞﾌﾞﾙｸﾘｯｸしてﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑを起動します。
G01_起動画面参照

ﾒｰﾙ送信情報設定
G02_ﾒｰﾙ送信設定画面参照

ﾎｽﾄ名 SMTPｻｰﾊﾞの名前
ﾎﾟｰﾄ番号 SSL通信を行う場合は 465
SSLなしの通信は 25 を設定
SSL通信はｻｰﾊﾞがSSLに対応している
必要があります。
ﾕｰｻﾞ名通常使用しているﾒｰﾙｱﾄﾞﾚｽ
ﾊﾟｽﾜｰﾄﾞ使用しているﾒｰﾙのﾊﾟｽﾜｰﾄﾞ

ﾎｽﾄ名はﾌﾟﾛﾊﾞｲﾀﾞの指定するSMTPｻｰﾊﾞ名です。
なお、Gmailの SMTPｻｰﾊﾞ名は
smtp.gmail.com ですが、そのまま使うのは
うまくいかないようですので、別のSMTPｻｰﾊﾞを指定してください。

設定したら左下の登録ﾎﾞﾀﾝを押して登録を確定してください。
設定を修正した場合も登録ﾎﾞﾀﾝをｸﾘｯｸしてください。
登録内容が上欄の表に表示されていれば、
登録完了です。
また上欄の表を直接修正することも可能ですが、
修正後は↓↑等を押して一度他の行に移って
修正を確定する必要があります。
登録ﾎﾞﾀﾝをｸﾘｯｸして登録するのが確実です。

ﾒｰﾙ内容をCSVﾌｧｲﾙに書き出す
CSVﾌｧｲﾙは表計算ｿﾌﾄなどを使用して項目をｶﾝﾏ ,
記号で区切ったﾌｧｲﾙです。
表計算ｿﾌﾄはｶﾝﾏ区切りのﾌｧｲﾙ出力ができるようになっていると
思います。
なお、ｶﾝﾏ記号は区切文字以外には使用しないでください。

項目の並びは
ﾒｰﾙｱﾄﾞﾚｽ、件名、文1､文2…です。
文はﾒｰﾙ中で行を変えて表示します。
また、文はいくつ(何行)でも可能です。

SNDCSV ﾌｫﾙﾀﾞ内のｻﾝﾌﾟﾙ.CSVﾌｧｲﾙも参照願います。

G03_CSVｻﾝﾌﾟﾙ例参照